中国のゲイコミュニティは厳しい状況でも活動を継続

LGBT運動 地域・国際

中国では、近年LGBTQ+コミュニティに対する政府の規制がさらに厳しくなってきています。特に、プライドイベントやオンライン活動が制限されており、多くの人が地下での活動を余儀なくされています。

例えば、2021年以降、国内最大のプライドイベント「上海プライド」はすべての活動を中止しています。また、微信(WeChat)上のLGBTQ+関連アカウントが次々と削除されたり、権利擁護団体のリーダーが拘束されるといった事件もありました。オンラインでの発信すら難しい状況は、多くの活動家や支援者にとって大きな壁となっています。

社会的なプレッシャーも深刻です。多くのゲイ男性が「異性愛者」を装い、女性と結婚せざるを得ない状況にあります。ある調査では、中国のゲイ男性の約90%が異性と結婚していると報告されています。カミングアウト率はわずか5%程度で、LGBTQ+当事者が自分らしく生きるのはまだまだ難しい現状です。

それでも、一部の活動家は海外で拠点を構え、国内外から支援を続けています。権利向上のために、小さな一歩を積み重ねている彼らの姿勢は、多くの人々に勇気を与えています。

中国におけるLGBTQ+コミュニティの状況は、国際的な支援や注目を必要としています。この厳しい環境の中で、より良い未来を目指す彼らの活動に引き続き注目していきたいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)