アメリカで、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル(LGB)とトランスジェンダーやクィア(TQ)を分けて考えようとする動きが話題になっています。この動きの中心にいるLGB活動家たちは、「トランスジェンダーやクィアの問題が、自分たちの権利向上の妨げになっている」と感じているようです。
具体的には、LGBの人たちは「性的指向」をテーマにした活動をしてきたのに対して、トランスジェンダーやクィアの問題は「性自認」や社会的な扱いの違いなど、もっと複雑な議論を含んでいるというのが主な意見です。この違いが、LGBの目指す目標をぼやけさせている、という声が一部で出ています。
でも、この「分けるべき」という主張に対しては反対意見も多いです。LGBTQ+コミュニティの中には、「一緒だからこそ大きな力を持てる」と言う人もいます。全ての性的少数者がまとまって行動することが、社会の理解を進めたり、権利を守ったりする上で重要だという考え方です。
この議論は、LGBTQ+という一つの大きなコミュニティの中で、それぞれの声をどう扱うかという問題を浮き彫りにしています。連帯を続けるべきなのか、それとも異なる問題として取り組むべきなのか、今後も注目が集まりそうです。
この問題は言葉遊びではなく言葉の意味やニュアンス、本質的違いに目を向けることが大切だと思います。イデオロギー論争や日本否定などには当然なって貰いたくないものですが、どうぞ宜しくお願いします。