The Guardian紙によると2018年9月、オーストラリアのシドニー水族館で、オス同士のジェンツーペンギンのカップル、スフェンとマジックが他のペンギンから卵を預かり、孵化させることに成功しました。この2羽は非常に仲が良く、巣作りや石を集める行動を見せていたため、飼育員は彼らの育児能力を試すことにしました。
飼育員はまず、スフェンとマジックに偽の卵を与え、どのように扱うかを観察しました。すると、2羽は交代で卵を温めるなど、非常に献身的な行動を示しました。そこで、他のペンギンが放棄した本物の卵を彼らに託すことに決めました。
結果、スフェンとマジックはその卵を無事に孵化させ、誕生したヒナにララと名付けました。2羽は協力してララを育て上げ、その育児スキルは飼育員から高く評価されました。
この出来事は、同性のペンギンカップルが育児を成功させた珍しい例として、世界中のメディアで取り上げられ、多くの人々から温かい反応が寄せられました。